就労移行支援事業所から応募できる求人のこと

就労移行支援事業所から応募できる求人は、基本的に非正規雇用の求人が中心です。事業所内のパソコンを利用すると、その事業所が保有している求人票を閲覧することができます。

障がい者雇用の求人は、アルバイトや契約社員など非正規雇用の募集が多いのが現状です。しかし、就労移行支援事業所が取り扱う求人は、ハローワークで見られる求人よりも質が高い場合が多く、大手企業の求人も多数含まれています。これにより、比較的条件の良い求人が揃っている印象を受けました。

ハローワークの障がい者雇用との違い

ハローワークで障がい者雇用の求人を探すと、実際にはA型作業所などの求人が多いことがあります。一方、就労移行支援事業所が保有する求人は、大手企業のホワイトカラー職種が多く含まれており、明らかにハローワークの求人よりも質が高いと言えるのではないかと感じました。

仕事内容としては、ExcelやWordを使えれば応募可能な求人が多く、難易度が高すぎるものは少ない印象でした。

福利厚生の充実度

また、福利厚生や給与面でも比較的しっかりした求人が多いように思います。たとえば、年間休日が120日以上であったり、交通費がきちんと支給されるなど、最低限の条件が整備されています。

障がい者雇用においては、福利厚生が充実していることが特に重要です。なぜなら、障がい者雇用で就職活動を行う方の多くは「働きやすさ」を第一に考えているからです。もし給与の高さを優先するのであれば、障害を開示しない「クローズ」の形で就職活動を行う方が選択肢が広がるかもしれません。

それでもあえて障害を開示して就職活動を行う「オープン」の形を選ぶ理由は、給与よりも働きやすさを重視しているからだと考えます。私自身も就職活動では、障害を開示して「オープン」の形で就職活動を進める予定です。

働きやすさを重視する就職活動

障がい者雇用では、「働きやすさ」が最も重視されるべきポイントです。そして、その働きやすさを求める結果として、障がい者雇用を選ぶ人が多いのではないでしょうか。

最低限の給与が保証され、なおかつ条件の整った障がい者雇用の求人を希望するのであれば、就労移行支援事業所から求人に応募する選択肢は非常に有効だと思います。

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